2016年2月5日金曜日

日本の洋食器の故郷

洋食器と言えば燕市が特産品!

今回は、日本で初めて日本人の為のオリジナルデザインの洋食器を作った小林工業さんの工場にお邪魔させていただきました。
LUCKYWOODのブランド名で展開している小林工業さんは、明治元年創業のカトラリーのトップブランドとして活躍されています!
今回は動画も撮らせていただきましたので是非ご覧ください!


※ホームページの商品紹介をクリック!是非一度ご覧になってください!
※カトラリー・・・ナイフ、スプーン、フォークなどの総称。

ステンレスの板が洋食器になるまでを見学させてもらいました。
お忙しい中、社長自ら案内していただきありがとうございました!





最初の作業

地抜き
切断したステンレス板から金型を使用して製品の形状に打抜く作業です
この工程で使う金型は地抜型と言い、型の設計が違うとスプーンやフォークの製造に不具合がでるので重量な工程になります。


  1. ロール(圧延)
地抜きをした製品の幅を広げて頭部を薄くする工程。
ロールされた製品は形状的にはお好み焼きのヘラのような形になります





 半切
 ツボや皿の形状の輪郭に抜く工程。頭部の大まかな形が決まります。



スプーンやフォークに入れる色々なマークの型です
ハンドル(手に持つ部分)に模様や厚みの変化を転写させて製品にデザインが刻まれます




手研磨
カトラリーを自動研磨機を使わずに、全体を手で磨きます。
レードルなど形状から自動研磨では磨けない品物を研磨して光沢を出します。


自動研磨
 カトラリーを研磨をする際に機械を使って磨くことを自動研磨と言います。
バフ(羽衣)を多数束ねて機械で多数のカトラリーを研磨します。

洗浄、検査、
研磨した製品を洗浄、検査をします。


 

 完成品
 作業が終わりできた製品になります。

現在、スプーン、フォークを一貫生産ができるところは燕市内では小林工業さんを含めてごく少数です。
細かい作業がまだまだありますが、大まかな作業の流れをご紹介いただきました。
日常で使用しているスプーンやフォークの1本に多くの人と作業が関わっています。
それを知る貴重な体験させてもらいました。
小林工業さんの製品は家庭用品や贈答品でも人気のある商品で広く日本に知れ渡っています。
燕の代表する洋食器メーカーとしてこれからも応援しています!

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